○伊豆市温泉使用条例
平成16年4月1日条例第178号
改正
平成26年3月28日条例第1号
伊豆市温泉使用条例
目次
第1章 総則(第1条―第10条)
第2章 供給装置(第11条―第18条)
第3章 温泉の供給(第19条―第25条)
第4章 料金及び手数料(第26条―第33条)
第5章 雑則(第34条―第39条)
附則
第1章 総則
(趣旨)
第1条 この条例は、伊豆市温泉事業の運営管理について必要な事項を定めるものとする。
(用語の定義)
第2条 この条例において、次の各号に掲げる用語の意義は、当該各号に定めるところによる。
(1) 供給装置 温泉を供給するため、市の設置した配湯管から分岐した供給管及びこれに付属する供給用具をもって構成された設備をいう。
(2) 供給装置工事 供給装置の新設、改造、撤去又は修繕のための工事をいう。
(3) 受給権者 第6条第1項の規定により、温泉の供給の許可を得た者又は第8条第1項の規定による変更後の名義人をいう。
(4) 温泉加入金 供給の許可を受けた者が納入すべき納入金をいう。
(5) 使用者 第3号の受給権者及び第9条の規定により受給権の貸与を受けた者をいう。
(供給区域)
第3条 温泉を供給する区域(以下「温泉供給区域」という。)は、別表第1のとおりとする。
2 前項の区域内において、地形その他やむを得ない理由により供給圧及び供給量等に不都合が生じる場合があっても、市はその責めを負わない。
3 第1項の規定による区域外であっても、給湯を受ける者が前項の条件を承諾したうえで給湯を希望する場合は、許可することができる。
(温泉供給の種類)
第4条 温泉供給の種類は、次に掲げるとおりとする。
(1) 普通供給 特別供給以外の温泉の供給
(2) 特別供給 旧温泉所有者(合併前の土肥町温泉事業開始以前に温泉を所有していた者をいう。)への供給
2 特別供給は、普通供給より優先するものとする。
3 特別供給による受給権を他の者に譲渡した場合は、当該受給権については普通供給による受給権へ切り替わるものとする。
(用途)
第5条 温泉供給の用途は、次に掲げるとおりとする。
(1) 自家用 普通自家に使用するもの
(2) 営業用 営業に使用のもの
(3) 団体用 共同入浴に使用のものその他これらに準ずる公用の使用に供するもの
(温泉供給の許可)
第6条 温泉供給区域内に居住する者又は家屋所有者で、温泉の供給を受けようとする者は、市長の許可を受けなければならない。ただし、使用する場所が申込者の所有でない場合は、その所有者の同意を受けなければならない。
2 温泉の供給を受けようとするものの申込最低基準量は、別表第2のとおりとする。
3 市長は、許可に際し、必要な条件を付することができる。
(温泉加入金の納入)
第7条 温泉供給の許可を受けた者(次条の名義変更許可を受けた者を除く。)は、許可を受けた日から7日以内に別表第3に定める額の温泉加入金を納付しなければならない。
2 前項の温泉加入金は、これを返還しない。
(名義の変更)
第8条 受給権者がその名義を変更しようとするときは、市長の許可を受けなければならない。この場合において、温泉料金の未納があるときは、これを直ちに納入しなければならない。
2 前項に規定する名義変更については、第6条の許可を受けた日から3年間は、認めない。ただし、相続その他法定事由による場合は、この限りでない。
(受給権の貸与)
第9条 受給権者が受給権を他の者に貸与しようとする場合は、市長の許可を受けなければならない。この場合において、温泉料金の未納があるときは、これを直ちに納入しなければならない。
2 前項に規定する貸与については、前条の名義変更の許可を受けた日から3年間は認めない。ただし、相続その他法定事由による場合はこの限りでない。
3 貸与期間は、3年以上とする。
(受給権の返納)
第10条 受給権者が受給権を市へ返納する場合は、市長に届け出なければならない。
2 返納は、無償によるものとする。
第2章 供給装置
(供給装置工事の申込み)
第11条 供給装置工事(以下「工事」という。)をしようとする使用者(以下「申請者」という。)は、市長に申請しなければならない。
(供給装置等の管理義務及び検査)
第12条 使用者は、供給装置の使用について善良なる管理を行い、万一供給装置に異状が認められた場合は、直ちに修繕その他保全の処置をしなければならない。
2 使用者は、供給装置を他の施設と連結して使用することにより、温泉の汚染又は温度の低下等をさせてはならない。
3 使用者は、流量制限器又は計量器の検査、修繕等の障害となる工作物等をその設置場所の上に設置してはならない。
4 市長は、必要があると認められるときは、供給装置を検査し、適切な処置をさせ、又は自らその処置をすることができる。
5 前項の処置により要した費用は、使用者の負担とする。ただし、市長が特別の理由があると認めるときは、これを減額又は免除することができる。
(工事の施行等)
第13条 工事は、申請者の申出により、伊豆市給水条例(平成16年伊豆市条例第173号)第7条に定める指定給水装置工事事業者が行うものとする。
2 前項の指定給水装置工事事業者は、工事施行の際、市の審査に合格した設計図書に基づいて工事を行い、かつ、完成後直ちに市長の検査を受けなければならない。
(供給装置の構成及び材質)
第14条 市長は、供給装置の構造及び材質が別に定める基準に適合しないと認めた場合は、改良等の処置を命じ、使用者がその指示に従わないときは、温泉の供給を拒むことができる。
(工事材料の検査)
第15条 工事に使用する材料は、あらかじめ市長の検査を受けなければならない。ただし、市長がその必要がないと認めたものについては、この限りでない。
(工事費の負担)
第16条 工事の費用は、申請者の負担とする。ただし、市長が市の費用で施工することを適当と認めたものについては、この限りでない。
(供給装置の所有権)
第17条 供給装置の所有権は、申請者に帰属する。
(計量器の貸与)
第18条 計量器は、市が設置し、使用者に保管させる。
2 前項の保管者は、善良な管理者の注意をもって計量器を管理しなければならない。
3 保管者が前項の管理義務を怠ったため、計量器を亡失又は損傷した場合は、市長が定める損害額を弁償しなければならない。
第3章 温泉の供給
(供給の原則)
第19条 温泉の供給は、定量制又は計量制とし、昼夜不断供給するものとする。
(供給の条件)
第20条 大字土肥からゆう出する温泉(以下「土肥温泉」という。)を新たに供給する場合には、これを計量制にしなければならない。
2 土肥温泉の定量制の受給権者は、希望により計量制に変更することができる。
3 前項の希望者は、あらかじめ市長に申し込まなければならない。
4 計量制から定量制への変更は認めない。
(供給の制限)
第21条 市長は、次の各号のいずれかに該当するときは、温泉の供給を停止し、又は供給時間若しくは熱量の制限をすることができる。
(1) 天災地変等の非常災害により温泉源地が廃滅したとき。
(2) 供給量に不足が生じたとき。
(3) 源泉及び送配湯設備等の破損、維持修繕を必要としたとき。
(4) その他公益上やむを得ない事情があると認めたとき。
2 前項の場合において、市は、その損害について賠償の責めを負わない。
(流量制限器又は流量制限器及び計量器の設置及び取りはずし)
第22条 流量制限器又は流量制限器及び計量器(以下「計量器等」という。)の設置及び管理は市が行い、その費用のうち、流量制限器は申請者の負担とし、計量器は市の負担とする。
2 流量制限器又は計量器等の修繕及び取替えは市が行い、その費用のうち、流量制限器は申請者の負担とし、計量器は市の負担とする。
3 市長は、使用者から使用中止の申請がなされたときは、流量制限器又は計量器等を取りはずし、保管するものとする。
(届出)
第23条 使用者は、次の各号のいずれかに該当するときは、速やかに市長に届け出なければならない。
(1) 住所を変更したとき。
(2) 供給装置が破損し、又は供給装置に異状があるとき。
(申請)
第24条 使用者は、次の各号のいずれかに該当するときは、市長に申請しなければならない。
(1) 供給装置を改造又は撤去しようとするとき。
(2) 使用を開始、中止又は廃止しようとするとき。
(3) 使用を中止しているものを開栓しようとするとき。
2 前項の場合、料金等の未納があるときは、直ちに納入しなければならない。
(供給装置の撤去)
第25条 市長は、次の各号のいずれかに該当するときは、供給装置を撤去することができる。
(1) 使用者が60日以上所在不明のとき。
(2) 使用が廃止した状態にあると認めたとき。
(3) 前2号に掲げる場合のほか、特に必要と認めたとき。
第4章 料金及び手数料
(料金等の徴収)
第26条 料金等は、使用者から徴収する。
2 前項の料金の算定期間には、供給装置の未設置、中止、廃止期間を含むものとする。
3 借用者(第9条の規定による受給権の貸与を受けた者)に事故等があるときは、受給権者が連帯して、その料金等の納入義務を負うものとする。
(温泉料金)
第27条 温泉料金は、定量制の場合は別表第4の額とし、計量制の場合は別表第5の額のとおりとする。
2 月の中途において、定量制から計量制に変更したとき又は温泉の使用を開始し、若しくは名義を変更したときの料金は、次のとおりとする。
(1) 定量制の場合の温泉料金は、日割計算により算定するものとする。
(2) 計量制の場合の温泉料金は、給湯量が基本給湯量の2分の1に満たないときは基本料金の2分の1とし、2分の1を超えるときは1月とみなして算定する。
(検針)
第28条 計量器使用の場合は、毎月定例日に計量器の検針を行う。ただし、やむを得ない理由があるときは、市長は、これを変更することができる。
(計量制の場合の給湯量の認定)
第29条 市長は、次の各号のいずれかに該当する場合は、使用給湯量を認定する。
(1) 計量器に異状があったとき。
(2) その他使用量が不明のとき。
(料金等の納期限)
第30条 温泉料金の納期限は、毎月25日とし、その他の納入金は、別に定めのない限り納入通知書を発した日から14日以内とする。
(料金等の徴収方法)
第31条 温泉料金は、納入通知書又は集金の方法により毎月徴収する。
2 使用者は、料金を口座振替の方法により納入することができる。
(手数料)
第32条 手数料は、別表第6の区分により、申込者から申し込みの際これを徴収する。
(料金等の軽減又は免除)
第33条 市長は、公益上その他特別の理由があると認めたときは、料金等を軽減し、又は免除することができる。
第5章 雑則
(工事負担金)
第34条 市長は、新たに温泉施設を設置する場合又は既設管を利用して温泉施設を設置する場合で必要と認めたときは、申請者から工事負担金を徴収することができる。
2 前項の工事負担金は、当該施設の設置に要する費用及び供給事情等も考慮した範囲内で、市長が定める額とする。
3 工事負担金は、前納するものとし、既納の工事負担金は返還しない。ただし、市長が特別の理由があると認めたときは、この限りでない。
(給湯の停止)
第35条 市長は、次の各号のいずれかに該当するときは、給湯を停止することができる。
(1) 温泉料金を指定期限までに納入しないとき。
(2) 所定の手続を経ないで、温泉を用途以外に使用し、又は他人に分与し、若しくは売買したとき。
(3) 正当な理由がなく、供給装置の検査を拒み、又は妨害したとき。
(4) 供給装置の修繕を怠り漏湯を放任したとき。
(5) 所定の手続を経ないで工事を行い、又は供給装置を使用したとき。
(諮問)
第36条 温泉事業の運営管理について重要と認められる事項については、伊豆市土肥地区温泉事業運営協議会に諮問しなければならない。
(適用除外)
第37条 伊豆市税外収入督促等に関する条例(平成16年伊豆市条例第53号)第3条及び第4条の規定による督促手数料及び延滞金の徴収について第26条の料金等のうち温泉料金及び計量器貸与料金は、適用しない。
(委任)
第38条 この条例の施行に関し必要な事項は、市長が別に定める。
(罰則)
第39条 市長は、次の各号のいずれかに該当する者に対し、5万円以下の過料を科することができる。
(1) 計量若しくは給湯の停止を拒み、又は流量制限器若しくは計量器の作用を妨害した者
(2) 休止栓を許可なく開栓した者
(3) この条例に規定した届出及び申請を怠り、又は虚偽の申請をした者
附 則
(施行期日)
1 この条例は、平成16年4月1日から施行する。
(経過措置)
2 この条例の施行の日の前日までに、合併前の土肥町温泉条例(昭和51年土肥町条例第6号。以下「合併前の条例」という。)の規定によりなされた処分、手続その他の行為は、この条例の相当規定によりなされたものとみなす。
3 この条例の施行の日の前日までにした行為に対する罰則の適用については、なお合併前の条例の例による。
附 則(平成26年3月28日条例第1号抄)
(施行期日)
1 この条例は、平成26年4月1日から施行する。
(経過措置)
5 第15条の規定による改正後の伊豆市温泉使用条例の規定は、平成26年5月1日以降に納付すべき料金について適用し、平成26年4月1日から同月30日までの間に納付すべき料金については、なお従前の例による。
別表第1(第3条関係)

温泉別

温泉供給区域

土肥温泉

供給区域

伊豆市大字土肥のうち

字北屋形、鍛冶屋川、銀山通町、松原、上砂田、下砂田、大石田、中里、天王、山崎、宮崎、横田、整地、南伝馬町、北伝馬町、出口、南河原、中浜、高根の区域並びに字火振の一部、字宿ヶ根の一部、字船窪の一部、字南屋形の一部、字墹田の一部、字小山の一部、字安良宿の一部、字二ツ石の一部、字大藪の一部、字脇ノ浜の一部、字諏訪洞の一部、字品鉢川の一部、字釜ヶ洞の一部、字平野の一部、字木ノ宮の一部、字西湯ノ洞の一部、字馬場の一部、字水口の一部及び字中村の一部の区域

小土肥温泉

供給区域

伊豆市大字小土肥のうち

字浜、宮ノ前、中瀬の区域並びに字温湯の一部、字寸場の一部、字扇山の一部、字出口の一部、字坂ノ下の一部、字中泓の一部、字南の一部、字磯辺の一部、字黒根の一部及び字矢戸の一部の区域

八木沢温泉

供給区域

伊豆市大字八木沢のうち

字港、西ノ浜、横上、広田、出口、井原、尻袋、小池新田、浜田、論田の区域並びに字西田の一部、字三口石の一部、字砂田の一部、字掛田の一部、字尾羽根の一部、字小池の一部及び字小池浜の一部の区域


別表第2(第6条関係)
 申込最低基準

温泉別

単位

基準

土肥

リットル/分

3.6

小土肥

10

八木沢

3.6


小土肥地区の申込最低基準を超す場合は、5リットル単位とする。
全部改正〔平成26年条例1号〕
別表第3(第7条関係)
 温泉加入金

温泉別

単位

加入金

土肥

1.8リットルにつき

1,080,000円

小土肥

10リットルにつき

1,198,800円

八木沢

1.8リットルにつき

75,600円


全部改正〔平成26年条例1号〕
別表第4(第27条関係)
 温泉料金(定量制の場合)

温泉別

単位

料金

土肥

1.8リットルにつき

3,888円

小土肥

10リットルにつき

18,360円

八木沢

1.8リットルにつき

1,080円


温泉料金は、毎分単位当たりの1月分の料金である。
全部改正〔平成26年条例1号〕
別表第5(第27条関係)
 温泉料金及び計量器貸与料金(計量制の場合)

土肥温泉

基本給湯量

(1月)

料金

(1月)

給湯契約量1月の使用量の54%の量

定量制の1月の料金の70%の額

計量器貸与料金

計量器口径

単位

料金

13ミリメートル

1個1月につき

1,080円

20ミリメートル

1,404円

25ミリメートル

1,512円

30ミリメートル

1,944円

40ミリメートル

2,592円

50ミリメートル

8,100円


(注)基本給湯量を超えた場合は、1立方メートル当たり162円を加算する(1円未満切捨て)。
全部改正〔平成26年条例1号〕
別表第6(第32条関係)
 手数料

区分

金額

供給工事設計審査(材料検査を含む。)及び完成検査手数料

1件につき

4,000円

第6条の温泉の供給、譲渡又は第10条の貸借に係る申請手数料

1,000円

各種証明手数料

1枚につき

300円

温泉分析書交付手数料

1,000円

温泉成分掲示書発行手数料

1,000円