国立市くにたちしだれもがあたりまえにらすまちにするための「しょうがいしゃがあたりまえにらすまち宣言せんげん」の条例じょうれい
平成27年9月29日条例第28号
改正
平成27年12月25日条例第44号
国立市くにたちしだれもがあたりまえにらすまちにするための「しょうがいしゃがあたりまえにらすまち宣言せんげん」の条例じょうれい
わたしたちのまち国立市くにたちしには、2005ねん全国ぜんこくさきけて制定せいていされた「しょうがいしゃがあたりまえにらすまち宣言せんげん」があり、そこには、「国立市くにたちしでは、これまで、平和へいわねがい、人権じんけん大切たいせつにする市民しみん一人ひとりひとりが、しょうがいしゃの「地域ちいきらしたい」というおもいときあってきました。それは、しょうがいのあるひともないひとも、自分じぶんえらんだ地域ちいきで、自分じぶんらしいかた実現じつげんできるよう、おたがいに理解りかいし、共感きょうかんしあい、ささえあい、かかわってきた歴史れきしであり、わたしたち市民しみん貴重きちょう財産ざいさんです。わたしたち国立くにたち市民しみんは、これからもまなぶ、あそぶ、はたらく、まう、いこうなど、らしのあらゆるめんにわたって、とも出会であい、はぐくえる差別さべつのないまちでありつづけるために、ここに「しょうがいしゃがあたりまえにらすまち」を宣言せんげんします。」とあります。
しかしながら、しょうがいしゃは、教育きょういく医療いりょう住居じゅうきょ移動いどう就労しゅうろう生活せいかつ環境かんきょう防災ぼうさい情報じょうほうとう社会しゃかい生活せいかつにおける様々さまざまめんで、しょうがいにたいする誤解ごかいへんけんにより不利益ふりえき取扱とりあつかいをけたり、配慮はいりょ不足ふそくしたりすることにより、地域ちいきでの安心あんしんした生活せいかつさまたげられているじょうきょうがあります。くわえて、しょうがいしゃにたいする性別せいべつ年齢ねんれい民族みんぞくとう理由りゆうとする複合的ふくごうてき差別さべつおおそんざいし、地域ちいきにおけるあたりまえの生活せいかつさまたげています。しょうがいしゃの社会しゃかい参加さんかすすめ、誤解ごかい偏見へんけんとうくす取組とりくみ各機関かくきかんのつながりが必要ひつようです。
この条例じょうれいは、しょうがいしゃのけんみと差別さべつくす方法ほうほうや、万一まんいち、しょうがいしゃの権利けんり無視むしされたときとうには、当事者とうじしゃ同士どうしはなしとうによって、おたがいに理解りかいえるみをしめしています。
これからも「しょうがいしゃがあたりまえにらすまち宣言せんげん」のおもいを継続けいぞくさせ、つどう、まなぶ、あそぶ、はたらく、まう、いこうなど、らしのあらゆるめんにわたって、しょうがいのあるひともないひとともい、はぐくえる差別さべつのないまちでありつづけるために、すべての市民しみん基本的きほんてき人権じんけんきょうゆうする個人こじんとしてその尊厳そんげん重視じゅうしされ、相互そうご人格じんかく個性こせい尊重そんちょうい、だれもがあたりまえに安心あんしんして安全あんぜんらせるまちを目指めざして、この条例じょうれい制定せいていします。
しょうがいしゃがらしやすいまちは、だれもがらしやすいまちになります。そして、国立市くにたちしまい、つどすべての市民しみんは、この条例じょうれい理念りねん尊重そんちょうして、だれもがあたりまえにらすまちを、ともにつくっていきます。
もくてき
 この条例じょうれいは、しょうがいしゃにたいする市民しみんおよ業者ぎょうしゃ理解りかいふかめ、およびしょうがいしゃにたいする差別さべつくすための取組とりくみについて、基本きほんとなる理念りねんさだめ、市民しみんおよ業者ぎょうしゃ責務せきむあきらかにし、ならびにしょうがいしゃへの差別さべつくすための取組とりくみかか施策しさく基本きほんとなる事項じこうさだめ、その施策しさく総合的そうごうてき推進すいしんすることにより、げんざいおよしょうらいにわたって、しょうがいのあるひともないひと相互そうご人格じんかく個性こせい尊重そんちょういながらとも安心あんしんしてらすことができる社会しゃかい実現じつげんすることを目的もくてきとする。
てい
 この条例じょうれいにおいて、つぎ各号かくごうかかげる用語ようご意義いぎは、それぞれ当該とうがい各号かくごうさだめるところによる。
(1) しょうがいしゃ 身体しんたい障害しょうがい知的ちてき障害しょうがい精神せいしん障害しょうがい高次こうじのう機能きのう障害しょうがい発達はったつ障害しょうがい難病なんびょうその心身しんしん機能きのうのしょうがい(以下いか「しょうがい」という。)があるものであって、しょうがいおよ社会的しゃかいてき障壁しょうへきにより継続的けいぞくてきまた断続的だんぞくてき日常にちじょう生活せいかつまた社会しゃかい生活せいかつ相当そうとう制限せいげんける状態じょうたいにあるものをいう。
(2) 社会的しゃかいてき障壁しょうへき しょうがいしゃにとって日常にちじょう生活せいかつまた社会しゃかい生活せいかついとなうえしょうへきとなるような社会しゃかいにおける事物じぶつ制度せいど慣行かんこう観念かんねんその一切いっさいのものをいう。
(3) 差別さべつ しょうがいを理由りゆうとして、しょうがいのないひととのあいだ不当ふとうべつてきあつかいをすることにより、しょうがいしゃの権利けんり侵害しんがいすることまた社会的しゃかいてき障壁しょうへき除去じょきょ実施じっしについて合理的ごうりてき配慮はいりょをしないことをいう。
(4) 合理的ごうりてき配慮はいりょ しょうがいしゃが、しょうがいのないひとびょうどうすべての人権じんけんおよ基本的きほんてき自由じゆう享有きょうゆうし、日常にちじょう生活せいかつまた社会しゃかい生活せいかついとなむために、しょうがいしゃまたはその関係者かんけいしゃ(しょうがいしゃのぞくふくむ。以下いかおなじ。)のもとめにおうじて、必要ひつようかつ適切てきせつ現状げんじょう変更へんこうまた調整ちょうせいおこなうことをいう。ただし、しゃかいつうねんじょうそのじっともなたんじゅうになるものをのぞく。
基本きほん理念りねん
 しょうがいしゃけんかんするじょうやくさくせいていそんちょうされた「わたしたちのことを、わたしたちきにめないで」というかんがかたもとすべてしょうがいしゃは、しょうがいを理由りゆうとして差別さべつけず、ぶんえらんだいきで、自分じぶんらしいかたじつげんできるよう、つどう、まなぶ、あそぶ、はたらく、まう、いこうなどらしのあらゆるめんにわたって、さんするけんゆうする。
2 すべてしょうがいしゃは、しょうがいのある女性じょせいがしょうがいおよせいべつによる複合的ふくごうてき原因げんいんによりとく困難こんなん状況じょうきょうかれる場合ばあいとう、その性別せいべつ年齢ねんれいとうによる複合的ふくごうてき原因げんいんによりとく困難こんなん状況じょうきょうかれるあいにおいては、そのじょうきょうおうじたてきせつはいりょがなされなければならない。
3 しょうがいしゃにたいするべつくすためのとりくみは、差別さべつおおくがしょうがいしゃにたいする誤解ごかい偏見へんけんその理解りかい不足ふそくからしょうじていることをまえ、しょうがいおよびしょうがいしゃにたいするかいひろげる取組とりくみ一体いったいのものとしておこなわれなければならない。
4 しょうがいしゃにたいするべつくすためのとりくみは、様々さまざま立場たちば市民しみんがそれぞれの立場たちば理解りかいし、共感きょうかんし、ささい、かかわりい、およそうきょうりょくしておこない、ならびにこれをしょうらいだいけいしょうしていかなければならない。
5 しょうがいは、個人こじん心身しんしん機能きのう状態じょうたいから直接的ちょくせつてきしょうじるものではなく、その状態じょうたい社会的しゃかいてき障壁しょうへきとの相互そうご作用さようによってしょうじるものであることをまえて、しょうがいしゃにたいしてごうてきはいりょおこなわれなければならない。
責務せきむ
 は、前条ぜんじょう規定きていする基本きほん理念りねん以下いかたんに「基本きほん理念りねん」という。)にのっとり、しょうがいおよびしょうがいしゃにたいするかいひろげ、べつくすためのさく総合的そうごうてきかつ計画的けいかくてき実施じっしする責務せきむゆうする。
市民しみんとう責務せきむ
 みんおよぎょうしゃは、ほんねんにのっとり、しょうがいおよびしょうがいしゃにたいするかいふかめ、じっするべつくすためのさくせっきょくてききょうりょくするようつとめなければならない。
差別さべつ禁止きんしとう
 なんぴとも、しょうがいしゃにたいし、べつをしてはならない。
2 社会的しゃかいてき障壁しょうへき除去じょきょは、それを必要ひつようとしているしょうがいしゃがげんそんし、かつ、そのじっともなたんじゅうでないときは、それをおこたることによってしょうがいしゃの権利けんり利益りえき侵害しんがいすることとならないよう、その実施じっしについて必要ひつよう合理的ごうりてき配慮はいりょがなされなければならない。
合理的ごうりてき配慮はいりょ
 みんおよぎょうしゃは、つぎかかげるあいには、ぜんじょうだいこうていまえ、社会的しゃかいてき障壁しょうへき除去じょきょ実施じっしについて必要ひつよう合理的ごうりてき配慮はいりょをするようつとめるものとする。
(1) きょういくおこなうとき。
(2) 不特定ふとくてい多数たすうもの利用りようする施設しせつまた公共こうきょう交通こうつうサービスを提供ていきょうするとき。
(3) ろうどうしゃしゅうし、ならびにさいようおよろうどうじょうけんけっていするとき。
(4) どうさんとりひきおこなうとき。
(5) 商品しょうひん販売はんばいし、またはサービスを提供ていきょうするとき。
(6) コミュニケーションをはかるときおよ不特定ふとくてい多数たすうもの情報じょうほう提供ていきょうするとき。
(7) 医療いりょうまたはリハビリテーションを提供ていきょうするとき。
(8) ぜんかくごうかかげるあいのほか、しょうがいしゃの生活せいかつ相当そうとう制限せいげんあたえているとき。
相互そうご理解りかい促進そくしん
 は、みんおよぎょうしゃがしょうがいにたいするかいふかめるようけいはつそのひつようさくこうずるものとする。
2 は、しょうがいしゃにたいするえんてきせつおこなうため、すべてのしょくいんごうてきはいりょひつようせい理解りかいするよう必要ひつよう施策しさくこうずるものとする。
べつかんするそうだん
 しょうがいしゃおよびそのかんけいしゃは、しょうがいしゃへのべつがいとうするとおもわれるあんたいしょうあん」という。)について、相談そうだんすることができる。
2 は、前項ぜんこう規定きていによる相談そうだんがあったときは、つぎかかげるぎょうおこなうものとする。
(1) じつかくにんおよ調ちょう
(2) ひつようじょげんおよじょうほうていきょう
(3) 対象たいしょう事案じあん関係かんけいするものあいだ調整ちょうせい
(4) 関係かんけい行政ぎょうせい機関きかんへの紹介しょうかい
3 は、しょうがいしゃのそうだんえんおこなぎょうしゃしょうがいしゃにちじょうせいかつおよしゃかいせいかつそうごうてきえんするためのほうりつへいせい17ねんほうりつだい123ごうだい77じょうだいこうだいごうていするぎょうからのたくによりおこなぎょうしょをいう。)に、ぜんこうかくごうかかげるぎょうぜんまたいちたくすることができる。
じょげんまたはあっせんのもうして)
10 しょうがいしゃは、たいしょうあんがあるときは、ちょうたいし、当該とうがい対象たいしょう事案じあん解決かいけつするために必要ひつよう助言じょげんまたはあっせんをおこなうようもうてることができる。
2 しょうがいしゃの関係者かんけいしゃは、ぜんこうていによるもうしてをすることができる。ただし、とうがいしょうがいしゃのはんすることがあきらかであるとみとめられるときは、このかぎりでない。
3 ぜんこうていによるもうしては、その対象たいしょう事案じあんつぎ各号かくごうのいずれかに該当がいとうするときは、することができない。
(1) ぎょうせいふくしんほうへいせい26ねんほうりつだい68ごう)そのほうれいによりしんせいきゅうそのふくもうしてをすることができるとき。
(2) もうしてのげんいんとなるじつのあった継続けいぞくする行為こういにあっては、その行為こうい終了しゅうりょうした)から3ねんけいしているとき(3ねん経過けいかするときまでにもうしてをしなかったことにつきやむをないゆうがあるときをのぞく。)。
(3) げん犯罪はんざい捜査そうさ対象たいしょうとなっているとき。
事実じじつ調査ちょうさ
11 ちょうは、ぜんじょうだいこうまただいこうていによるもうしてがあったときは、たいしょうあんじつについて調ちょうおこなうことができる。この場合ばあいにおいて、調査ちょうさ対象たいしょうとなるものは、せいとうゆうがあるあいのぞき、これに協力きょうりょくしなければならない。
助言じょげんまたはあっせん)
12 ちょうは、ぜんじょう調ちょうけっひつようがあるとみとめるときは、くにたちしょうがいしゃのけんようかんする調ちょうせいいんかいだい15じょうていするくにたちしょうがいしゃのけんようかんする調ちょうせいいんかいをいう。このじょうにおいておなじ。)にたいし、じょげんまたはあっせんをおこなうことのてきについてもんするものとする。
2 くにたちしょうがいしゃのけんようかんする調ちょうせいいんかいは、ぜんこうじょげんまたはあっせんをおこなうことのてきはんだんするためにひつようがあるとみとめるときは、とうがいたいしょうあんかんけいするものたいし、そのしゅっせきもとめてせつめいしくはけんき、またりょうていしゅつもとめることができる。
3 市長しちょうは、国立市くにたちししょうがいしゃの権利けんり擁護ようごかんする調ちょうせいいんかいとうしんもとづきじょげんまたはあっせんをおこなうことが適当てきとうであると判断はんだんしたときは、とうがいもうしてにかかたいしょうあんにおいてべつおこなったとみとめられるものたいし、じょげんまたはあっせんをおこなうものとする。
かんこく
13 ちょうは、ぜんじょうだいこうじょげんまたはあっせんをおこなったあいにおいて、とうがいもうしてにかかたいしょうあんにおいてべつをしたとみとめられるものが、せいとうゆうなくとうがいじょげんまたはあっせんにしたがわないときは、当該とうがい助言じょげんまたはあっせんにしたがうようかんこくすることができる。
こうひょう
14 ちょうは、ぜんじょうていによるかんこくけたもの正当せいとう理由りゆうなく当該とうがい勧告かんこくしたがわないときは、そのむね公表こうひょうすることができる。
2 ちょうは、ぜんこうていによるこうひょうおこなおうとするときは、あらかじめとうがいこうひょうかかものたいけんべるかいあたえなければならない。
くにたちしょうがいしゃのけんようかんする調ちょうせいいんかい
15 たいしょうあんたいしてじょげんまたはあっせんをおこなうことのてきについて審議しんぎするため、市長しちょう附属ふぞく機関きかんとして、国立市くにたちししょうがいしゃの権利けんり擁護ようごかんする調ちょうせいいんかい以下いか委員会いいんかい」という。)をく。
2 いんかいは、ちょうもんおうじ、とうがいたいしょうあんについて調ちょうおよしんおこない、その結果けっか答申とうしんする。
3 いんかいは、いんにんないをもってしきする。
4 いんかいいんは、しょうがいしゃのけんようかんすぐれたしきけんゆうするもののうちから市長しちょう委嘱いしょくする。
5 いんかいいんにんは2ねんとし、さいにんさまたげない。ただし、いんけた場合ばあいにおける補欠ほけつ委員いいん任期にんきは、前任者ぜんにんしゃ残任ざんにん期間きかんとする。
6 いんかいいんは、しょくじょうみつらしてはならない。そのしょく退しりぞいたのちも、どうようとする。
にん
16 このじょうれいさだめるもののほか、この条例じょうれい施行しこうについてひつようこうは、ちょうべつさだめる。
 
施行しこう期日きじつ
1 このじょうれいは、へいせい28ねんがつ1日ついたちからこうする。
けんとう
2 ちょうは、このじょうれいこうねんけいしたあいにおいて、しょうがいしゃにかかほう制度せいど動向どうこう勘案かんあんし、この条例じょうれい施行しこう状況じょうきょうについてけんとうくわえ、ひつようがあるとみとめられるときは、そのけっおうじて必要ひつよう措置そちこうずるものとする。
国立市くにたちし非常勤ひじょうきん特別とくべつしょく職員しょくいん報酬ほうしゅうおよび費用ひよう弁償べんしょうかんする条例じょうれい一部いちぶ改正かいせい
3 国立市くにたちし非常勤ひじょうきん特別とくべつしょく職員しょくいん報酬ほうしゅうおよび費用ひよう弁償べんしょうかんする条例じょうれい昭和しょうわ49ねん11がつ国立市くにたちし条例じょうれいだい25ごう)の一部いちぶつぎのように改正かいせいする。
だいじょうちゅうだい68ごうだい69ごうとし、だい45ごうからだい67ごうまでを1ごうずつげ、だい44ごうつぎつぎの1ごうくわえる。
(45) しょうがいしゃの権利擁護に関する調整委員会委員
だいじょうちゅう「第2条第15号から第65号まで」を「第2条第15号から第66号まで」にあらためる。
だいじょうだいこうちゅう「第2条第66号から第68号まで」を「第2条第67号から第69号まで」にあらためる。
別表べっぴょうだいちゅう

障害支援区分等認定審査会委員

〃  23,000円


障害支援区分等認定審査会委員

〃  23,000円

しょうがいしゃの権利擁護に関する調整委員会委員

〃  9,100円


あらためる。
付 則(平成27年12月25日条例第44号抄)
(施行期日)
1 この条例は、公布の日から施行する。